【未来の種】「墓じまい」時代のお墓マーケティング
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平成30年2月7日(水) 未来の種656号
◆ 「墓じまい」時代のお墓マーケティング
(株)グレイン 代表取締役 姫松千秋
http://graine.ne.jp
経営テーマ
『変化を感じ 変化を読み 時代の先頭に立つ』
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◯このメールマガジンは、
葬祭業に特化したコンサルティング会社・グレイン
代表の姫松千秋が日々感じたことを月曜日・水曜日・
金曜日の週3回、お伝えしていきます。
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こんにちは、姫松です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
わが家でも将来の問題を抱えている「お墓」の問題。
日経MJに「家族の記念碑として売る」
という記事があったので要点を抜粋でご紹介します。
葬儀業界より先に大変革の波を受けている
墓石業界のことだけに参考になると思います。
ここから
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「家族の記念碑として売る」
世の中、終活ブームだが、お墓の売れ行きはよくない。
都市への集中で便利な墓地は足らず、単身世帯の増加も
あって田舎のお墓の維持をあきらめる人も多い。
そうした中、墓石を、家族とのつながりというコトとして売り、
売上を伸ばす石材店もある。
「自分は墓石を売ることしか考えていなかった」。
これは全国1225社の石材店などが加盟する日本石材産業協会が
実施したワークショップに参加した参加者のつぶやきだ。
この一言にお墓が売れない現状が象徴されている。
経済産業省によると墓石などの石工品の2015年出荷額は
約830億円で15年前に比べて6割減った。
深刻なのは墓石の需要は今後も減る可能性があることだ。
ある消費者調査では、墓がいつか無縁化すると回答した人が
5割を超えており、「墓じまい」する人が増えている。
今回のプロジェクトでめざすのは、
人と人のつながりが深まり、先祖を思う気持ち、
供養の気持ちが高まることで、
結果として墓石が売れていくことだ。
墓石を買ってもらう第一歩は、
お客様との信頼関係をつくることだ。
お墓については、
終活している本人だけでなく家族の間でも関心は高い。
若い世代にとっては、
寺院などとの付き合いやお墓をどう維持していくか
についてはわからないもの。
セミナーをきっかけにして、
消費者が漠然と抱いている疑問や不安に対して、
丁寧に答えることで、
最終的には墓石の購入につながるケースもあったという。
市場が縮小しているといっても、
お客様の困り事を解決したり、
商品が持つ魅力を再定義してアピールしていけば、
売上は伸ばせるのだ。
墓じまいの時代でも、
石材業界が10年後も売上を伸ばす手法を考えだしたように、
一度、自分達が売るモノから視点を外し、
その向こうにいるお客様を見つめ直すことで、
本来の価値というものが見えてくるだろう。
—お墓を売るための3つのポイント—
1)終活セミナーを本人だけでなく家族にも参加してもらう
・時間をかけて家族との信頼関係を築く。
2)お墓のデザインを故人と家族にしてもらい、親近感をもってもらう
・一般的なお墓は「◯◯家之墓」だが、故人と家族が作り上げる
・墓石というモノではなく、コトとして売る。
・例)家族善意d墓の絵を描き、和の文字を娘、
娘の夫が英語でのサインを書いた。
3)お墓の掃除など維持するためのサービスを提供する
・地方にある墓参りや掃除などを墓石業者が代行
・ふるさと納税の仕組みを使い、返礼品として提供する例もある。
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ここまで
いかがでしょうか?
自分達は本当は何を売っているのか?
ということを考えることが必要な時期のようです。
何か参考になれば幸いです。
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■情報の入手を容易にする
情報は時間を節約するはずのものである。
「経営者の条件」より
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<取るべき行動>
情報の伝達に何か漏れはないか?
<身につけるべき姿勢>
あらゆることについて情報の入手を容易にする。
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生まれた時より、
より良い世界にして、
この世を去る。
【第9の習慣】
スティーブン・R・コヴィー
発行者
株式会社グレイン 姫松千秋
■小さくても新しい価値を持った
葬送の仕組みを創る■
◇葬送ビジネスラボ◇
http://www.sousoulabo.com