【未来の種】成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋
今週から毎週月曜日にお届けします。
今日、ご紹介する本は、
「インパクト・カンパニー」
神田昌典 著
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この本の序文から抜粋
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未来に決定的な影響を持つ会社は?
インパクトカンパニーとは、
経済的に成長しながら同時に、
事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業のことだ。
大企業やベンんチャー企業ほど目立たない存在であるが、
これからの社会にとって決定的な影響力を(インパクト)
を及ぼす。
ベンチャーが0から事業を立ち上げるのに対して、
インパクトカンパニーは、成熟した既存滋養から、
新しい成長を創り出す。
その際、既存事業の延長で成長するのではなく、
ビジネスモデル自体を劇的に進化させるのだが、
そのプロセスには、一定のパターンがある。
大体の場合、会社存亡の危機から始まる。
業績が壁にぶつかった結果、
捨てるべき事業、
引き継ぐべき事業が総点検される。
事業を絞り込んだ結後、
ほどなく自分たちにしか実現できない未来が浮かび上がる。
価格競争を繰り返す会社に日常が、
社会的要請につき動かされる日常に変わる。
個人プレイがチームプレイへと進化する。
マスコミに頻繁に報道され、
地方の小さな会社でも、
世界から注目されるようになるといった具合だ。
要は、限られた市場の中で硬直しかねない事業が、
未知なる領域へと飛び出し、
未来からも応援される事業へと変わるのであるが、
私の観察によれば、
インパクトカンパニーへと進化し、
本格的な成長をスタートできるかどうかの転換点が訪れるのは、
創業20年へと向かうタイミングである。
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ここまで
姫松千秋