【未来の種】利益幅信奉の危険

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平成29年8月30日(水)   未来の種592号

◆ 利益幅信奉の危険

(株)グレイン 代表取締役 姫松千秋
 http://graine.ne.jp

経営テーマ

『変化を感じ 変化を読み 時代の先頭に立つ』

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◯このメールマガジンは、

葬祭業に特化したコンサルティング会社・グレイン

代表の姫松千秋が日々感じたことを月曜日・水曜日・

金曜日の週3回、お伝えしていきます。

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■こんにちは、姫松です。

 いつもお読みいただきありがとうございます。

最近、どのようなコミュニティをつくるか、

ということにアンテナが立っています。

 今までのビジネスファネルでは、

会員システムの後にコミュニティがあったのですが、

これからはコミュニティをつくることが最優先事項に

なるかもしれません。

もし皆さんが信頼できるコミュニティに入っているとして、

そこから商品やサービスを紹介されたらどうでしょう。

何の関係もないところからの紹介より、

コミュニティからの紹介を選択するのではないでしょうか。

会員組織においては、

会社と会員という関係ですが、

コミュニティにおいては、

コミュニティの参加者同士が関係性を持ち

いろいろな化学反応が起きていきます。

最終的にどのようなテーマでコミュニティをつくるか、

ということが非常に重要な部分になります。

みなさんもコミュニティを、是非研究してみてください。

今日も1日人生とビジネスを楽しみましょう。

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   利益幅信奉は

 競争相手に傘を差しかけることになる。

(ここから)
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■利益幅信奉の危険

 利益と利益幅は異なる。

利益幅に売上げを乗じて利益となる。

利益は最適の売上げをもたらす利益幅によって最適となる。

 利益幅信奉は、

なぜ害をもたらすか。

それは、競争相手に傘を差しかけるからである。

競争相手のリスクを減じ、

競争相手が市場を奪い取ることを助けるからである。

ゼロックスはコピー機を開発した。

産業史上、コピー機ほど急速に成功した製品はなかった。

しかしゼロックスは、

最大の利益幅をもたらすよう価格を設定した。

利益幅を大きくするために機能を追加していった。

それらの機能は価格を押し上げた。

機会も複雑になった。

 だが、それらの追加機能を

必要としない消費者が大勢いた。

そこへキャノンがゼロックスの

初期の機種に近いものを持ち込み、

市場を奪った。

シンプルで、安く、維持も容易だった。

1年もしないうちに、

アメリカ市場を手に入れた。

「未来への決断」

 P.F.ドラッカー 著

 

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(ここまで)

 あなたの組織が利益幅信奉の罪を

おかしていないことを確認してください。

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生まれた時より、

  より良い世界にして、
 
    この世を去る。

【第9の習慣】

  スティーブン・R・コヴィー 

発行者

株式会社グレイン 姫松千秋

■小さくても新しい価値を持った
  葬送の仕組みを創る■

◇葬送ビジネスラボ◇

http://www.sousoulabo.com