【未来の種】対抗意識を刺激する

__________________________________________________________

平成28年4月29日   未来の種399号

◆ 対抗意識を刺激する

(株)グレイン 代表取締役 姫松千秋
 http://graine.ne.jp

経営テーマ

『変化を感じ 変化を読み 時代の先頭に立つ』

____________________________

◯このメールマガジンは、

 葬祭業に特化したコンサルティング会社・グレイン

代表の姫松千秋が日々感じたことをお伝えしていきます。

____________________________________________

■こんにちは、姫松です。

 いつもお読みいただきありがとうございます。

昨日の日経新聞・私の履歴書に大正生まれの
丸ビルの建て替えの経緯が書かれていた。

1970年代から建て替えの計画が、二度ほど、
出ては消えるということが続いていた。

結局、建て替えが決まり実施されたのは、
阪神大震災後の耐震問題が出てきたからである。

社内ではなかなか決まらないことが、
外部要因で決定するということが起きる。

葬儀業界であれば、
競合の出店とかが考えられるが、

今の変化は業界レベルではなく、
時代レベルの変化である。

人口動態の変化と価値観の変化
という二つの要因によるものである。

結論として、

我々が変わらなければ、
時代の波に淘汰されるだけである。

しかし、なかなか理解いただけない・・・。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

人を説得する12原則の最終回です。

(ここから)
———————————————-

●対抗意識を刺激する

 人を説得する上で、対抗意識、負けじ魂に
訴えるのはことは効果的である。

アル・スミスがニューヨーク州知事
だったときのこと。

内部が腐敗して大変な悪評の立つ、
シンシン刑務所の所長のなり手が
なくて困ったことがあった。

ここを支配できる強力な人物が必要だった。

人選の結果、ルイス・ローズに
白羽の矢が立った。

スミスはローズを呼び出し、

「どうだね、君、シンシンの
 面倒を見てくれないか」

と言った。

ローズは当惑した。

所長はしょっちゅう替わっているので、
引き受けるのは危険だと考えたのだ。

彼が躊躇するのを見て、
スミスは言った。

「大変な仕事だから気が進まないのも
 無理はないと思うね。
 
 実際、大仕事だよ。
 
 よほどの人物でないと務まらないだろう」

スミスは相手に負けん気を起こさせたのだ。

その結果、ローズは、よほどの人物でないと
務まらない仕事をやってみる気になった。

そして赴任すると大いに頑張り、
後に、彼の名を知らなぬ者はいない程の
名所長になったのだった。

———————————————-
(ここまで)

来週から新しい本に移ります。

_________________________________________________

生まれた時より、

  より良い世界にして、
 
    この世を去る。

【第9の習慣】

  スティーブン・R・コヴィー 

発行者

株式会社グレイン 姫松千秋