【未来の種】相手に思いつかせる
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平成28年4月22日 未来の種394号
◆ 相手に思いつかせる
(株)グレイン 代表取締役 姫松千秋
http://graine.ne.jp
経営テーマ
『変化を感じ 変化を読み 時代の先頭に立つ』
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◯このメールマガジンは、
葬祭業に特化したコンサルティング会社・グレイン
代表の姫松千秋が日々感じたことをお伝えしていきます。
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■こんにちは、姫松です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
組織のリーダーの役目は、
向かう方向を決める羅針盤と同じです。
ご存知のように羅針盤は常に北を指します。
それが常に北を指さなかったり、
間違った方向を指していたのでは、
会社はとんでもない方向に向かってしまいます。
マネジメントは、この羅針盤が機能して、
初めて有効となるのです。
そんなことを感じています。
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今日は、人を説得する12原則の7番目です。
(ここから)
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● 相手に思いつかせる
人から押しつけられた意見よりも、
自分で思いついた意見の方を、
我々ははるかに大切にする。
ということは、
人に自分の考えを押し付けようとするのは
間違いだと言える。
暗示を与えて、
結論は相手に出させる方が、
よほど利口だ。
例えば、ユージン・ウェッソンは、
織物製造業者に意匠を供給するスタジオに
下絵を売り込むのが商売だった。
彼は、ある一流デザイナーを3年間、
毎週訪問していたが、
買ってもらえなかった。
そして、失敗を重ねた末、
やり方を変えた。
未完成の絵を持って事務所を訪ね、
「これをどういうふうに仕上げたら、
あなたのお役に立つでしょうか?」
と聞いたのだ。
デザイナーはしばらく眺めた後、
「2、3日預かっておくから、
もう一度来てください」と言った。
後日、訪問した彼は意見をいろいろ聞き、
注文取りに仕上げた。
その結果。
全部買い上げてもらえた。
ウィルソンは言う。
「それまで私は、こちらの意見を押し売りしようと
していたのだ。
今は逆に相手に意見を述べさせている。
相手は自分がデザインを創作している
つもりになっている。
(中略)
だからこちらが売りつける必要はない。
相手が買うのだ。」
「人を動かす」
D・カーネギー 著
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(ここまで)
この本は、中身が濃いいので、
来週も続けます。
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生まれた時より、
より良い世界にして、
この世を去る。
【第9の習慣】
スティーブン・R・コヴィー
発行者
株式会社グレイン 姫松千秋