都市型の樹木葬墓地

都市型の樹木葬墓地

昨日は里山型と樹林型の

樹木葬をご紹介しましたが、

今日は都市型の樹木葬のご紹介です

まずガーデニング型の樹木です

最近、私が見学した樹木葬の中で一番多い形です。

中にはこれを樹木葬というか?

どこに樹木があるの?

というものまで含まれます。

石の形を縦長の和型から横長や

プレートの西洋型に変えたものや

周りを芝生や花壇にしたものなど

まさにガーデニング風のお墓です。

埋葬の仕方も

個人単位・夫婦単位・家族単位のものや

共同墓になっている場合もあります。

小スペースで開発できることもあり

街中の寺院はほぼガーデニング型ですね。

次に、シンボルツリー型は

ガーデニング型に比べて

少し広めの敷地面積を必要とします。

敷地内に1本または数本のシンボルツリーを植え

共同墓として使用するというお墓です

シンボルツリーの周りは

芝生が植えられているケースが多く

石のプレートに名前が彫られている場所もあります。

面積あたり多くの遺骨を埋葬できるという

効率性の高さから都市部で多く思いられます。

私が見学した

公営の墓地にもこの形態がありました。

ここ数年で

葬儀社がお寺と共同で開発する

樹木葬が増えてきました

この背景には

「檀家離れ」というお寺の問題があります

檀家が減れば

法事などの法要が減ります

するとお寺の収入源が減るのです

数年前にお寺が納骨堂をつくるとことが

盛んに行われた時期がありました。

これも収入源を増やそうとした取り組みでしたが

お寺は納骨堂を作ることとはできても

販売することはできません

多くのお寺で売れ残っている

という話をよく聞きます

自然環境重視の里山型から

始まった樹木葬ですが

ガーデニング型やシンボルツリー型が

8割以上とのこと。

*(北海道大学 上田裕文准教授 著書

「こんな樹木葬で眠りたい」を参照

あと都市型の樹木葬は”管理費がかからない”

という場所が多いのですが

里山型や樹林型は手入れも必要になるため

管理費がかかる場所が多いような感じがします

明日は、「森をつくる樹木葬」について

お伝えしていきます

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